自殺、最多の7人 阪神大震災仮設の孤独死

1999年1月13日

 阪神大震災の仮設住宅で、独り暮らしの人がだれにもみとられずに亡くなる「孤独死」は昨年一年間に三十九人で、このうち自殺した人が七人だったことが十二日、兵庫県警の調べでわかった。孤独死は四年間で計二百二十七人にのぼるが、年間の自殺者は昨年が最も多かった。仮設住宅が減少に向かう一方で、入居者の孤立感は深まっていることが浮き彫りになった。

 孤独死は震災があった一九九五年は四十六人(自殺三人)、九六年七十二人(同四人)、九七年七十人(同五人)で、昨年は四年間で最も少なかったが、自殺は七人と最多になった。

 四年間の孤独死を年齢別にみると、六十代が最も多く七十七人で、五十代が四十八人、七十代が四十三人、四十代が二十五人、八十代が二十四人と続く。県警は、屋内で亡くなった人を孤独死としており、屋外での病死や自殺、事故死は把握していない。

 仮設住宅には九五年十一月のピーク時で約四万六千六百世帯が入居、一日現在は五千八百四十一世帯になっている。

 仮設住宅での孤独死を調べている神戸大学医学部の上野易弘助教授(法医学)は「自殺者の増加は年々深まる孤立感に加え、不況によるえん世観なども要因として考えられる。理由は人それぞれで複合的な場合もあり、専門医に相談することが必要だ」と話している。

(1月13日付け 朝日新聞朝刊)

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